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インターンシップを実施する人事の心得


就職活動のキックオフイベントとして、今やインターンシップへの参加は当たり前になりました。学生にとっては、業界や企業への理解を深め、就職後のミスマッチを防ぐための重要な情報収集の機会です。

企業側もその重要性を理解し、毎年さまざまな工夫を凝らしたプログラムを準備しています。言うまでもなく、学生にとって魅力的な内容であることは最重要事項でしょう。

しかし、インターンシップを実施する際に見落としがちな重要な視点があります。それは、「学生に減点されないこと」です。

インターンシップのプログラム設計では、いわゆるマーケティングの考え方が欠かせません。相手はどのような学生か。その時期に何を知りたいのか。自社の強みは何か。何が学生の心に響くのか。こうした視点で内容を組み立てることが求められます。

一方で、どれだけ魅力的なプログラムを用意しても、実施時のちょっとした違和感がマイナス評価につながることがあります。

学生はホームページや就職サイトでは分からない「ナマの情報」を得るために参加しています。社員同士の会話、職場の雰囲気、社員の表情、情報共有の様子、設備の状態など、企業が思う以上に多くの情報を観察しています。

つまり、企業が意識すべきことは、「学生から一挙手一投足を見られている」という前提に立つことです。

見られているのは人事担当者だけではありません。参加社員の振る舞い、服装、職場環境、オフィスの空気感など、学生の目に映るものすべてが評価対象になります。

だからこそ必要なのは、過剰な演出ではなく、「自然体でありながら、隙をつくらないこと」です。

インターンシップ当日だけ取り繕うのではなく、普段から良い職場づくりを積み重ねる。その延長線上に、本当に強い採用活動があるのではないでしょうか。

あらためて、インターンシップは“説明会”ではなく、“職場公開”の機会です。その意識を持って準備したいものです。

(※高卒採用における「職場見学会」にも同じことが言えます。)


 
 
 

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