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止まらない若手の離職・・・いったいどうすれば???

更新日:7月10日

 

終身雇用が当たり前だった頃、新卒で入社した会社を退職するのはそれなりに勇気のいることでした。先輩からは「三年やって一人前」と教えられ、三年以内に仕事を投げ出すとダメなやつだと思われる・・・会社への帰属意識が希薄な今の若者(特にZ世代)には理解できない感覚でしょう。しかしながら、「三年で一人前」という考え方は、今も昔もあまり変わっておりません。例えば、多くの企業の求人において、大学卒業後三年以内の求職者は第二新卒とするのが一般的で、三年以内は新卒同様と扱います。これは、「三年以内の社会人経験はキャリアとして認められない」という考え方に基づいています。


人材育成という観点で考えると、①一年目でひと通りの基本業務を経験し、②二年目で基本業務がこなせるようになり、③三年目には人に教えられるようになる・・・このように三年間の職務経験を通して一人前の社員に成長していくと考えれば、確かに「三年で一人前」なのです。

いま多くの企業共通の悩みのひとつに、手塩にかけて育てた若手が三年を待たずあっさり会社を去ってしまうことが挙げられると思います。ここ数年では退職代行業者が幅を利かせており、会社(仕事?上司?)に嫌気がさした若者は業者にたった数万円払うだけで、明日から出社しなくてよい、上司と顔を合わせなくてよい、退職手続きもしなくてよい、会社との縁が切れる・・・すべてのストレスから解放され楽になれるのです。就職活動の様々な苦労を不意にすることや、入社以来お世話になった人たちへの義理が立たない・・・などネガティブなことも伴いますが、それでも後悔しないと思えるほど、その会社で経験した理不尽なことにずっと耐え続けていたということなのでしょう。


退職代行が流行するご時世・・・ということはさておき、「若手の離職が止まらない」という現実を企業は、特に当事者として人事部はどう受け止めるべきか・・・もちろん離職防止策を講じることも必要ですが、それにも限界があります。世の中の流れやZ世代の価値観などを冷静に考えると、この流れにはほとんど抗いようがないと結論づけたほうが賢明です。つまり新卒で採用した若手がどんどん減っていくのは(悔しいですが)ある程度覚悟して、外国人を含めターゲットを拡げた中途採用で補充する要員計画を立てざるを得ないということです。米国並みになることはないでしょうが、それなりに活気がでてきた転職市場。従来の中途採用は“即戦力”が基本ですが、そうではなく、まずは第二新卒よりは少しマシ(?)な“準即戦力”人材を狙った採用活動を検討することが最善策ではないでしょうか。

 
 
 

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